
7月26日(月)「防災クッキング」講座を開催しました。初めての試みとして、会場で対面参加の方とオンライン同時配信のハイブリッド形式で行いました。

講師は日本災害食学会災害食専門員、株式会社WA・ONの飯田和子さんです。メニューは「ポリ袋でごはん、具だくさんシチュー、ほうれん草の和え物」の3品です。
1品目のごはんは、耐熱性のポリ袋にお米と水を入れ、空気を抜いて閉じます。木綿の布で袋を包み熱湯に約20分入れます。水の分量を増やすと、お粥になります。2品目のシチューも同じようにポリ袋に具材を入れ、湯煎をしていきます。3品目のほうれん草の和え物は、乾物を利用した調理法です。牛乳で乾燥ほうれん草を戻し、ツナ缶で和えました。水も火も使わず、簡単で栄養も摂れる一品です。
防災クッキングのポイントは、直接食材に手を触れずに衛生的に調理をすること、限られた水を上手に使うこと、ゴミは少なく整理して出すことです。

今回の講座のテーマは「フェイズフリーな食」です。もしもの時にもしっかり食べられるものを日頃から準備しておくことが大切です。また、緊張の続く避難生活の中でホッとする食べ物、家族に合った食べ物があると気持ちの上でも楽になるそうです。アレルギー対応についても、使用した食材をパッケージごと提示し、見える化をすると安心につながります。特別なものを揃えるのではなく、普段使いをしている物の備蓄、日頃から防災を意識して買い物をするなど、ちょっとした工夫で準備は可能です。その上で、地域で助け合う共助、身近な助け合いの近所が大切になってくるそうです。

新型コロナウイルス感染症拡大中のため、試食はできませんでしたが、参加された皆さんからは、日常使いで対応する大切さを学んだ、作ってみたいとの感想がありました。
<問合せ> 東部ボランティアコーナー
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