３月１４日（火）に「点字を体験してみよう」を開催しました。
　講師は、点訳サークルかりん（本会登録団体）です。
　小平市内の小中学校で行っている福祉体験学習の点字について実際に体験をし、知識を深めました。受講者の全員が点字器具を使用するのが初めてでした。
　最初に器具の使い方を学びました。次に点字の構造、きまりごと、点字一覧表を使い読み方を習いました。点字の構造は、六つの点の組み合わせを一つの単位とします。これをマスといい、マスと点字一覧表を使用して文字を作ります。点字を書くときは、右側（凹面）、読むときは左側（凸面）になります。講師からは、点字は視覚障がい者の情報となるものだから、間違えずに書くことが基本であると教わりました。
　説明を聞いた後、一覧表を見ながら五十音を練習しました。その後、名刺サイズの用紙に自分の名前や住所などを各々に書きました。講師に伺いながら、夢中に文字を書いているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。講師が「点字は私たちの使う文字と同じ、視覚障がい者にとってとても大事なものです。」「視覚障がい者は声、聴覚障がい者は顔の表情で認識します。健常者の方は、困っている方を見かけたら声を掛けてください。」と話をされたのが心に響きました。受講者が福祉やボランティアに関心が高く、積極的に質問をし、点字を熱心に学び楽しむ様子が印象的でした。
　点字に興味ある方は、点訳サークルかりんの活動を見学できます。



【問合せ】小平市社会福祉協議会　東部ボランティアコーナー
　　　　 ☎０４２−４５１−６７１１（月〜木　午前９時〜午後５時）